家計簿のつけ方|初心者が今日から始める5ステップ
初心者の家計簿のつけ方は、まず今日の財布と口座の残高を書き、そこから使ったお金を「日付・金額・何に使ったか」の3つだけ記録していく方法がいちばん簡単です。合計は週に1回、振り返りは月末に1回で足ります。
要点まとめ
家計簿は、毎日ていねいに書くものというより、「今月いくら入って、いくら出て、何にいちばん使ったか」を月末に答えられるようにする道具です。初心者が最初の1か月でやることは5つだけです。
- 今日の残高(財布・銀行口座・電子マネー)を書いてスタート地点にする
- 支出を「日付・金額・何に」の3項目で記録する
- 給料などの収入も1行で書く
- 週に1回、費目ごとに合計する
- 月末に収入・支出・差額を見て、来月の目安を1つ決める
注意したいのは、ATMでお金を引き出したときや、電子マネーにチャージしたときです。これは自分のお金の置き場所が変わっただけなので、支出として書きません。ここを押さえておくと、月末の合計がぐっと正確になります。
始める前に決める3つのこと
道具は、いつも持ち歩いているものにする
ノート、エクセル、家計簿アプリのどれでも家計簿はつけられます。迷ったら、買い物のすぐあとに書ける道具を選んでください。外で書くならスマホのアプリ、家で1日分まとめて書くならノート、パソコンの前にいる時間が長いならエクセルが向いています。
道具選びに何日もかけるより、今夜1行目を書くほうが先です。合わなければ、1か月後に変えればいいだけです。
最初の期間は「1か月」と決める
始めから1年続けるつもりでいると、気が重くなります。まずは今日から来月の同じ日まで、と区切りましょう。給料日始まりでも、月の1日始まりでもOKです。
費目は8つくらいから
最初から細かく分けると、「これは日用品?雑費?」と迷う時間が増えます。初心者なら、次の8つで十分です。
| 費目 | 入るもの(例) |
|---|---|
| 食費 | スーパー、コンビニ、外食 |
| 日用品 | 洗剤、ティッシュ、ドラッグストア |
| 住まい | 家賃、管理費 |
| 水道光熱 | 電気、ガス、水道 |
| 通信 | スマホ代、ネット回線 |
| 交通 | 電車、バス、ガソリン |
| 娯楽・交際 | 趣味、飲み会、プレゼント |
| その他 | どれにも入らないもの |
迷ったら「その他」に入れて、月末に中身を見てから分け直せば済みます。
初心者の家計簿のつけ方5ステップ
ステップ1:今日の残高を書く
最初の1行は、支出ではなく残高です。財布の現金を数え、銀行アプリや通帳で口座の残高を見て、交通系ICやスマホ決済の残高も書き写します。
たとえば「財布 8,420円、普通預金 152,300円、交通系IC 2,100円」のように。これがスタート地点になり、月末に「本当の残高」と見比べる基準になります。クレジットカードを使っている人は、まだ引き落とされていない利用額もカードのアプリや明細で確かめて、一緒に書いておくと、月末に迷いません。
ステップ2:支出を3項目で記録する
使ったお金は、日付・金額・何に(費目)の3つだけ書きます。お店の名前やメモは、書ける日だけ書けば足ります。
レシートがあれば、その日のうちに財布から出して書くのがいちばん楽です。レシートが出ない自販機やフリマの支払いは、スマホのメモに金額だけ残しておくと、夜に思い出せます。
ステップ3:収入を書く
給料が振り込まれたら、手取りの金額を収入として1行書きます。額面ではなく、実際に口座に入った金額です。副業の入金、フリマの売上、返金なども、入った日に収入として記録しておきます。
ステップ4:週に1回、合計する
毎日合計を出す必要はありません。日曜の夜など曜日を決めて、その週の支出を費目ごとに足します。アプリやエクセルなら自動で集計されるので、数字を眺めるだけです。
このとき、書き忘れに気づいたら「不明 1,200円」のように1行足して終わりにします。「不明」は一時的な9つ目の費目として扱ってください。思い出せない分を探して手が止まるより、1行足して週を締めたほうが続きます。
ステップ5:月末に振り返る
1か月たったら、収入・支出・差額の3つを出します。そのうえで、いちばん多かった費目を1つだけ見て、来月の目安を決めます。「外食は週2回まで」「コンビニは1日1回まで」くらいの小ささがちょうどいいです。
予算をきっちり立てるのは、2か月目からで間に合います。1か月分の記録があれば、自分の普段の金額がわかるので、無理のない数字を置けます。
記入例:最初の1週間
手取り22万円の一人暮らしで、11月1日から始めた場合の記入例です。数字は説明のための例で、スタートの残高は財布8,420円・普通預金152,300円・交通系IC2,100円としています。
| 日付 | 金額 | 何に | メモ |
|---|---|---|---|
| 11/1 | 1,860円 | 食費 | スーパー |
| 11/2 | 580円 | 食費 | コンビニ昼 |
| 11/3 | 3,300円 | 娯楽・交際 | 映画とお茶 |
| 11/4 | 1,280円 | 日用品 | 洗剤、歯みがき粉 |
| 11/5 | 4,980円 | 通信 | スマホ代(口座引き落とし) |
| 11/6 | 2,450円 | 食費 | 同僚とランチ・カフェ |
| 11/7 | 1,120円 | 不明 | 思い出せない分 |
1週間の支出は合計15,570円。食費4,890円、通信4,980円、娯楽・交際3,300円、日用品1,280円、不明1,120円でした。
この時点で「食費の半分以上がコンビニや外のランチ」とわかります。節約の計画は、まだ先で大丈夫です。
初心者がつまずきやすい「お金の移動」
初心者の家計簿で月末の合計が合わなくなるのは、たいてい支出ではないお金の動きを支出として書いてしまうときです。次の4つは「置き場所が変わっただけ」なので、支出に入れません。
| こんなとき | 書き方 |
|---|---|
| ATMで1万円引き出した | 支出にしない。口座→財布の移動としてメモする |
| 交通系ICに3,000円チャージした | 支出にしない。口座や財布→ICカードの移動として書く |
| クレジットカードで払った | 使った日に支出として1回だけ書く。引き落とし日には書かない |
| 普通預金から貯金用の口座へ移した | 支出にしない。貯金への移動として書く |
チャージした電子マネーで買い物をしたら、そのお店で払った金額を支出として書きます。チャージした日にもう一度書くと、同じお金を2回数えてしまいます。
電車代にしか使わないICカードなら、チャージした日に交通費として書き、乗るたびには書かない、という割り切り方もあります。どちらでもいいので、混ぜないことだけ守ってください。
アプリによっては、こうした移動を「振替」という記録の種類で入力できます。ノートなら、支出の列とは別に「移動」の欄を作っておくと迷いません。
最初の月末に見る3つの数字
1か月分の記録がそろったら、次の3つを確かめます。
- 収入−支出の差額:プラスなら、その分が手元に残った計算です。マイナスなら、貯金や前月の残りから出ています。
- いちばん多かった費目:家賃のような固定費を除いて、毎月変わる費目の中でいちばん大きいもの。来月の目安を決めるのはここだけにします。
- 家計簿の残高と、実際の残高の差:家計簿の残高は「スタートの残高+収入−支出」で出します。財布と口座をステップ1と同じように数えて見比べます。クレジットカードを使っているなら、スタート時の未払い分はスタートの残高から、月末の未払い分は数えた残高から差し引いて比べます。そのうえで差が数千円なら書き忘れ、数万円ならATMの引き出しやチャージを支出として書いていないかを確認してください。
差がゼロにならなくても失敗ではありません。理由がわかれば、来月はその分だけ合わせやすくなります。
Furtuneでできること
もふもふ家計簿のFurtune(ファーチュン)は、銀行やカードと連携しない、手入力の家計簿アプリです。口座やカードの情報をアプリに渡さないので、預けていない情報がアプリから漏れることはありません。家計簿のデータはスマホの中だけに保存され、運営者には送られません。
金額を自分で打つたびに「何に、いくら」を一度見るので、コンビニの数百円のように読み流しがちな支出にも気づきやすくなります。
- ステップ1の残高は、口座を作るときに今の金額を1回入れるだけです
- 記録は「支出・収入・振替」の3種類で、ATMの引き出しは「普通預金→現金」の振替になります
- 費目は食費、交通、住まい、水道光熱などが最初から入っています。この記事の「日用品」「通信」は、使わない費目の名前を変えれば無料のまま使えます(新しい費目を作るのはPro)
- 月末は「レポート」で費目別の円グラフと前の月との比較が見られ、キツネのコンが増えた費目を教えてくれます
無料版の口座は2つまでなので、「普通預金」と「現金」から始めるのが手軽です。カードや電子マネーの口座も作るなら、3つ目からはProです。記録するとコインがたまり、件数に合わせてもふもふハウスの飾りが増えていきます。
よくある質問
家計簿は1円単位までつけるべきですか?
最初の1か月は、10円単位や100円単位で丸めても構いません。何にいくら使ったかの傾向がわかれば、最初はそれで足ります。月末に残高を合わせたくなったら、そこから1円単位にしても遅くありません。
レシートをもらい忘れたときは?
覚えている金額で書いて、メモに「レシートなし」と残しておけば困りません。金額も思い出せないときは、週の合計のときに「不明」として1行にまとめます。
家計簿の始め方で、最初に買うものはありますか?
何も買わなくて大丈夫です。手元のノートでも、スマホのメモでも、家計簿アプリでも始められます。専用の家計簿ノートは、1か月続けてみて「手書きが合う」とわかってからでも遅くありません。
家計簿は何日から始めるのがいいですか?
いつからでも始められます。月の1日や給料日から始めると月の区切りがわかりやすいですが、今日が月の途中なら、今日の残高を書いて始め、次の1日から本番にする方法もあります。
夫婦や家族の分もまとめて記録したほうがいいですか?
最初は、自分の財布と口座の分だけで始めるほうが続けやすいです。家族の分まで集めようとすると、聞き取りに手間がかかって止まりがちです。1か月つけてみて、共通の支出をどう分けるかを話し合ってから広げても間に合います。
家計簿をつけると、貯金は増えますか?
つけるだけで増えるわけではありません。家計簿でわかるのは、お金がどこに出ていっているかです。その中から減らしてもいい支出を自分で選んだときに、残るお金が変わります。
銀行やカードとつながずに、今日の残高から手入力で家計簿を始めたい方は、Furtuneで最初の1行を書いてみてください。Google Playで見る