家計簿テンプレート(エクセル)無料|自動集計つき6シート
エクセルで使える家計簿テンプレートを無料で配布しています。「入力」シートに1行1件、日付・区分・カテゴリ・金額を書くだけで、月別の収支、カテゴリ別の予算と実績、年間のまとめが自動で計算されます。登録は不要です。
このテンプレートの要点
ファイルは1つ(kakeibo-template.xlsx)で、シートは6枚です。手で書くのは「入力」シートと、予算・固定費の欄だけ。月別収支と年間サマリーは計算式で埋まるので、年を変えるとき以外は触らなくてかまいません。
集計にはSUMIFSとEDATEという関数を使っています。どちらもGoogleスプレッドシートにもある関数なので、エクセルが入っていないPCでは、Googleスプレッドシートに読み込んで使う方法があります。
注意したいのは1点だけ。クレジットカードの支払いは使った日に1回だけ記録し、口座から引き落とされた日には書かないでください。両方書くと支出が2回数えられます。
表を一から自分で作りたい人向けに、CSV版(kakeibo-template.csv)も置いています。列見出しと記入例だけの軽いファイルで、計算式は入っていません。
テンプレートに入っている6つのシート
| シート | 書くもの | 自動で出るもの |
|---|---|---|
| 使い方 | なし | 手順のメモ |
| 入力 | 日付、区分、カテゴリ、内容、金額、支払方法、メモ | なし |
| 月別収支 | 年(B2セル) | 月ごとの収入・支出・収支・貯蓄率・件数 |
| カテゴリ別予算 | 見たい月(B2セル)と各カテゴリの予算 | 実績、残り、使用率 |
| 固定費一覧 | 項目、金額、頻度、支払日 | 月あたりの金額と合計 |
| 年間サマリー | なし | カテゴリ×12か月の表と年間合計 |
書き込むのは、入力シートの各列、カテゴリ別予算のB列(予算)とB2、固定費一覧の項目・金額・頻度などの列、月別収支のB2だけです。それ以外の数字は計算式なので、上書きしないでください。
支出のカテゴリは、食費、日用品、住居(家賃)、水道光熱、通信、交通、医療、娯楽・交際、衣服・美容、教育・学び、保険、その他の12個。収入は給料、賞与、副業、その他の収入の4つです。入力シートのカテゴリ欄はリストから選べます。手で打つと、末尾の空白や「食ひ」のような打ち間違いで集計から漏れることがあるので、リストから選ぶのが確実です。
使い方は3ステップ
1. 例の行を消して、1件ずつ入力する
入力シートの2〜9行目には、使い方を見せるための例が入っています。中身を消してから、自分の記録を書き始めてください。
金額は、支出もプラスの数字で入れます。「支出」か「収入」かは区分の列で決まるので、マイナスをつける必要はありません。集計の対象は1,500件までなので、1日4件ペースでも1年分は収まります。
2. 予算と固定費を入れる
カテゴリ別予算シートのB列に、月の予算が仮の金額で入っています。合計17万3,000円の設定なので、自分の手取りに合わせて書き換えてください。最初から正確でなくて大丈夫です。1か月つけてみて、実績を見てから直すほうがずっと楽です。
3. 月末に2つのシートを見る
月末に見るのは、月別収支とカテゴリ別予算の2枚で十分です。カテゴリ別予算のB2セルに見たい月の1日(たとえば2026/11/1)を入れると、その月の実績に切り替わります。予算を超えたカテゴリは、残りと使用率が赤字で表示されます。
ファイルは2026年用です。2027年に入ったら、月別収支のB2セルを2027に書き換えてください。年間サマリーも一緒に切り替わります。
記入例:手取り24万円の1か月
たとえば手取り24万円の一人暮らしで、1か月こう記録したとします(数字は説明用の例です)。
| カテゴリ | 予算 | 実績 | 使用率 |
|---|---|---|---|
| 住居(家賃) | 72,000円 | 72,000円 | 100% |
| 食費 | 40,000円 | 38,500円 | 96% |
| 水道光熱 | 10,000円 | 11,300円 | 113% |
| 娯楽・交際 | 10,000円 | 12,800円 | 128% |
| 日用品 | 8,000円 | 7,200円 | 90% |
| 交通 | 6,000円 | 5,400円 | 90% |
| その他 | 5,000円 | 6,000円 | 120% |
| 通信 | 5,000円 | 4,980円 | 99.6%(表示は100%) |
| 衣服・美容 | 6,000円 | 4,500円 | 75% |
| 保険 | 5,000円 | 3,500円 | 70% |
| 医療 | 3,000円 | 0円 | 0% |
| 教育・学び | 3,000円 | 0円 | 0% |
支出の合計は16万6,180円。月別収支シートには収支7万3,820円、貯蓄率31%と出ます。予算17万3,000円に対しては96%の使用でした。
全体では予算内でも、娯楽・交際は2,800円、水道光熱は1,300円、その他は1,000円のオーバーです。ここで見るのは「全体が収まったか」より「どのカテゴリがはみ出したか」。水道光熱が冬だけ上がるなら、来月から冬の予算を1万2,000円にする、という直し方ができます。
固定費一覧で、年払いを月あたりに直す
固定費一覧には、家賃、スマホ代、インターネット、動画配信サービス、生命保険、年払いのソフトの6行が例として入っています。頻度を「毎年」にすると、12で割った月あたりの金額が自動で出ます。年1万2,000円のソフトなら、月1,000円です。
例のままの合計は月8万6,870円、年間にすると104万2,440円。年払いのものは忘れがちなので、ここに並べておくと「毎月いくら出ていくのが決まっているか」がひと目でわかります。見直しメモの列には「使っていなければ解約」のように、次に確認したいことを書いておけます。
つまずきやすいところ
- クレジットカードを二重に数える:使った日に支出として1回だけ書き、引き落とし日には書きません。
- 計算式のセルに数字を上書きする:そのセルの計算式が消えて、数字が更新されなくなります。戻したいときは、ファイルをもう一度ダウンロードしてください。
- 例の行を残したまま使う:1月の集計に例の金額が混ざります。
カテゴリ名を変えたのに集計されない、というのもよくあるつまずきです。カテゴリの名前は、カテゴリ別予算シートと年間サマリーシートのA列にそれぞれ書いてあります。変えるときは両方のA列を同じ名前に書き換え、入力シートの過去の行もそろえてください。
Googleスプレッドシートで使う方法
エクセルがない場合は、Googleスプレッドシートに読み込めます。Googleのデータセットとスプレッドシートを読み込む方法(Google ドキュメント エディタ ヘルプ)によると、手順は次のとおりです。
- Googleスプレッドシートを開く
- 「ファイル」→「インポート」を選ぶ
- ダウンロードした kakeibo-template.xlsx を選ぶ
- 「新しいスプレッドシートを作成する」を選んでインポートする
MacのNumbersでも、AppleのExcelファイルを読み込む手順(Numbersユーザガイド)のとおり「ファイル」→「開く」で読み込めます。
エクセル家計簿が向いている人、アプリのほうが楽な人
| こんな人 | 向いている方法 |
|---|---|
| 毎日PCを開く、表を自分で作り替えたい | エクセル・スプレッドシート |
| 週末にまとめて入力する | エクセル・スプレッドシート |
| 外出先で、使ったその場で記録したい | スマホの家計簿アプリ |
| PCを開くのがおっくうで、前に続かなかった | スマホの家計簿アプリ |
PCで作業するのが苦にならないなら、エクセルの家計簿は十分に使えます。列を足すのも、グラフを作るのも自由です。つまずきやすいのは、記録できる場所が帰宅後のPCの前だけになって、数日分のレシートが溜まるパターンです。そうなりそうなら、記録だけスマホで済ませる手もあります。
Furtuneでできること
もふもふ家計簿のFurtune(ファーチュン)は、スマホで手入力する家計簿アプリです。銀行やカードとは連携しないので、口座やカードの情報をアプリに渡さずに使えます。預けていない情報は、アプリから漏れることはありません。家計簿のデータもスマホの中だけに保存され、運営者には送られない仕組みです。
エクセルと同じように、金額は自分で入力します。1件ずつ「何に、いくら」を書くので、コンビニやサブスクのような小さな支出にも気づきやすくなります。
テンプレートの各シートに近い機能もあります。カテゴリ別の予算と残額の繰り越し、使った割合が70%・80%・90%のうち選んだラインに達したときの通知、毎月の固定費を自動で記録する定期支払い(無料版は2件まで)、今月と先月を見比べられるレポートです。
エクセルで細かく集計したい人は、記録をCSVで書き出してエクセルで開くこともできます(Pro)。
PC版はないので、PCで表を育てたい人はこのテンプレート、スマホでその場で記録したい人はFurtune、と使い分けてみてください。
よくある質問
エクセルがなくても使えますか?
はい。Googleスプレッドシートの「ファイル」→「インポート」で読み込めます。集計に使っているSUMIFSとEDATEは、Googleスプレッドシートにもある関数です。MacならNumbersで開く方法もあります。
1年が終わったらどうすればいいですか?
いちばん簡単なのは、ファイルを年ごとに分けることです。新しいファイルをダウンロードし、月別収支シートのB2セルを新しい年にして、固定費一覧と予算を前の年から写します。
クレジットカードの引き落としはどう書けばいいですか?
使った日にクレジットカード払いの支出として記録し、引き落とし日には何も書きません。引き落とし日にも書くと、同じ買い物が2回数えられてしまいます。
カテゴリを増やしたり名前を変えたりできますか?
名前の変更は、カテゴリ別予算シートと年間サマリーシートのA列を、両方同じ名前に書き換えればできます。行を増やす場合は計算式の範囲も広げる必要があるので、慣れないうちは「その他」とメモ欄で済ませるほうが安全です。
家族で同じファイルを使えますか?
Googleスプレッドシートに読み込んでから共有すれば、2人で同じ表に書き込めます。記録する人と、月末に見る人を決めておくと、書き漏れや二重記録が起きにくくなります。
PCを開かなくても、スマホで手入力の家計簿を続けたい方はFurtuneも試してみてください。銀行と連携しないまま、かわいい動物と貯金の記録をつけられます。Google Playで見る